スポーツを毎日欠かさず行う、炭水化物の摂取を控えるなど、ダイエットにも様々な種類があります。
しかし、ダイエットを頑張っている人の中には、体重が減少せずに悩む人もいるでしょう。
毎日頑張って摂取制限をしているにも関わらず、ダイエットが進まないと嘆いているのであれば「水ダイエット」をスタートしてみませんか?
水ダイエットは水を飲むだけでダイエット効果が期待でき、誰もが手軽にできるダイエット法です。
難しいトレーニングやルールもないので、面倒なことが苦手な人に向いています。
今回は、水を活用したダイエット方法やどんな水を使うと効果が出やすいのか、気になる部分を解説していきましょう。
水ダイエットの方法とは?
人間が生きていく上で欠かせない水を使ったダイエットであれば、手軽にスタートできそうだと考える人は多いです。
しかし、間違った方法で実践していては効果が半減してしまいます。
そこで、正しい水ダイエットの方法をご紹介していきましょう。
まず、水ダイエットで理解してもらいたいことは、置き換えダイエットとは違うダイエットということです。
置き換えダイエットとは、食事の代わりに控訴ドリンクやスムージーなどを摂取することでカロリーをコントロールし、ダイエットを促す方法になります。
水で置き換えてしまうと、ストレスが溜まるだけではなく必要な栄養素を補うことができないので気を付けましょう。
水ダイエットの方法としては、1日に2リットル程度の水を摂取するだけです。
その他は、普段通りの行動をするだけなので我慢なく続けられる点がメリットでしょう。
水ダイエットの理屈を説明すると、人間は呼吸や汗、尿などから体の中にある水分を排出していきますが、排出される量は1日に2〜2.5リットルほどと言われています。
そのため、水分の摂取が少ないと排出できずに体内に水が溜まっていき、太りやすい体に変化していくだけではなく浮腫みやすい体になってしまうのです。
1日の中で好きな時間に水を飲むだけでダイエット効果を発揮できるので、今すぐにでも始められるダイエット法です。
水ダイエットの効果をご紹介!
次に水ダイエットをすることで得られる効果をご紹介していきます。
浮腫みの解消
「水を多く飲むと水太りになる」と聞いたことがある人はいませんか?
基本的に水を飲んだだけで太ることはありません。
水を飲んだ分だけ体重は増えますが、脂肪が増えることには一切つながらないので安心しましょう。
水を摂取すると、血液となって体の中を循環していきます。
血液は酸素や栄養素を体中に届けていて、重要な役割を持っています。
しかし、水分を摂取しないと血液がドロドロになり流れが悪くなってしまうので、水分が細胞周辺に残り浮腫みを引き起こしてしまうのです。
水を摂取していることで防げるので、水太りになるからと水分摂取を制限しないよう気を付けましょう。
便秘の解消
ダイエット中に便秘になり辛い経験をした人もいるでしょう。
人間の体には摂取する食べ物や飲み物によって、徐々に毒素や老廃物が溜まっていきます。
汗や尿、便などから排出されるのですが、そのほとんどは尿や便からです。
しかし、水を摂取しないと溜まっている毒素を押し出すことはできません。
新しい水分を摂取していくことで古い毒素が押し出されるため、水分を補うことは重要なことなのです。
また、水を飲むことで便の状態が柔らかくなることも便秘解消につながっています。
便秘に悩んでいるのであれば、積極的に水を飲みましょう。
基礎代謝の上昇
人間は寝ている時間にも代謝を行っています。
この状態を基礎代謝と言いますが、水を飲むことで基礎代謝を上昇させることもできるのです。
水を飲むと、体の中が冷えます。
冷えた体温を元に戻そうとすることで、体内にある脂肪や糖といったエネルギーを使い燃やしていくため、運動をしている時のように体の中で代謝が行われるのです。
基礎代謝がアップすれば消費するエネルギーも多くなるでしょう。
水ダイエットに適した水はあるの?
水を飲むダイエット方法で気になることと言えば、「どんな水でも大丈夫なのか」ということでしょう。
水と言っても、様々な種類があるのでどの種類の水を飲んでいいのか迷うこともあります。
水ダイエットに適した水を知るためにも、水の種類によって違う特徴や効果を見ていきましょう。
【水道水】
日本の水道水は塩素で殺菌消毒されるほか、厳しい水質検査をクリアした水なので、安全性が高いと言えます。
蛇口を捻れば水が出てくるのでコストも手間もほとんど掛からないことがメリットと言えます。
しかし、貯水槽の環境や水道管のサビによって水質が悪くなる可能性もあるのです。
残留塩素によって悪影響が起こることも懸念されているため、多くの水を飲む水ダイエット時には適さない水だとわかります。
ただし、料理に使用することやのどが渇いた際に少しの水を飲む際には問題ないと言えるでしょう。
【ミネラルウォーター】
コンビニやスーパー、ドラッグストアなどで販売されているミネラルウォーターですが、ミネラルウォーターにも種類があることはご存じですか?
ナチュラルウォーター
特定の水源で採水された地下水のことを言い、加熱殺菌や沈殿、ろ過以外の処理をしていない水です。
ナチュラルミネラルウォーター
特定の水源で採水された地下水かつ、その中にカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれた水のことを言います。
ミネラルウォーター
ナチュラルミネラルウォーターと同様に特定の水源で採水したミネラルが含まれている地下水ですが、ミネラル成分が調整された水やオゾン殺菌、紫外線殺菌などの処理が行われた水のことを言います。
ボトルドウォーター
ナチュラルウォーター・ナチュラルミネラルウォーター・ミネラルウォーター以外の水のことをボトルドウォーターと言います。
処理方法に規定はないので、加工や処理方法に違いがあります。
【炭酸水】
二酸化炭素が含まれた水のことを炭酸水と言います。
炭酸飲料のようにシュワシュワした水で、人工的に炭酸を加えています。
炭酸ガスの効果によってお腹が満たされやすいというメリットがあるため、ダイエットに効果的であると考える人も多いですが、胃に負担を与える可能性もあるので注意しましょう。
気分的にサッパリしたい時や水を飲むことに飽きた時などに摂取すると良いでしょう。
【酸素水】
通常よりも高い濃度の酸素を水の中に溶け込ませている水を酸素水と言います。
体内に酸素を取り込むことで、脳細胞や皮膚細胞の活性化、免疫力をアップさせる効果があると言われています。
しかし、ミネラルウォーターと比べて割高な点がデメリットです。
【軟水・硬水】
ミネラルウォーターには、軟水や硬水といった2種類があります。
違いを簡単に説明すると、軟水と硬水ではミネラルの量に違いがあります。
日本では、硬度100mg以下の水を軟水、硬度100mg以上の水を硬水と定めています。
それぞれの特徴を解説していきましょう。
軟水
日本で作られているミネラルウォーターのほとんどが軟水なので、飲みやすいと感じる人が多いでしょう。
粉ミルクを作る際にも使用されるほど安全と言われています。
硬水
マグネシウムやカルシウムなどのミネラルが100mg以上含まれている水を硬水と言います。
軟水よりも口当たりが重いので、飲みにくいと感じる人もいるでしょう。
ただ、ミネラルが豊富なので飲み続けることで高い栄養素を補える利点があります。
ただし、摂取し過ぎると消化器症状が起こる可能性もあるので注意が必要です。
水ダイエットに適した水は、安全性が高く飲みやすいことが鉄則です。
様々な種類の水を飲み、自分に合った水を選んでみましょう。
水ダイエットの効果を高める方法
水ダイエットの効果を高める水の飲み方についてご紹介します。
こまめに飲む
水ダイエットは、短時間に水を一気に飲むのではなく、こまめに飲むことが大切です。
自分で飲むタイミングを決めるほか、喉が渇く前に摂取することも重要でしょう。
食前に飲む
食事と一緒に水を摂取する人も多いですが、食事中に水を飲むと消化するための胃酸や消化酵素の働きが薄まってしまいます。
そのため、食事の前に水を飲むことが理想的です。
満腹中枢も刺激されるため、食欲を抑制する働きもあります。
お茶は避ける
水ダイエット中に水に飽きたからとお茶を飲むことはできる限り避けてください。
特に緑茶や紅茶はカフェインが含まれているので利尿作用があります。
体内にある必要な水分まで排出してしまうので、水分摂取をしたつもりでも逆効果になる可能性があります。
お茶を飲む場合にはカフェインの含まれていないお茶を飲みましょう。
水にも種類があるので、水を使ったダイエットの方法では、どんな水を飲めば良いのかわからない人もいたでしょう。
ダイエットでは、続けることが大切なので飲みやすい水を選ぶことが大切です。
必ず飲み比べをして自分に合った水を選びましょう。